バス釣り用ゴムボートの選び方
当サイトでは、バス釣りに使う『ゴムボートの選び方』や『注意するポイント』について紹介しています。
「どのメーカーのゴムボートを買うか悩む」
「バス釣り用に使うなら、どんな事をに気をつければいいの?」
「ゴムボートに乗って釣りをするのがはじめてだから不安・・・」
そんな方は、ぜひ参考にしてみてください。
ボクの名前は『ハラグロ君』
名前の由来は、ハラグロ… 腹黒… 腹ブラック… ブラックバス……
ふざけた名前だけど、バス釣り歴は10年以上あるんだ。
大事なポイントをアドバイスするよ。
バス釣り用に使用するゴムボート選びで抑えるポイントは、以下の4つ。
1.ゴムボートの初期費用はいくら掛かる?
ゴムボート本体の値段もピンキリです。
1万円のものもあれば、10万円以上するものもあります。
その値段は、『大きさ』と『安全性』で決まります。
『大きさ』と『安全性』の詳しい話は、次の章で解説しています。
まずは、僕が現在使用しているゴムボートを参考に、『ゴムボートに必要な初期費用』についてお話します。
僕がゴムボートに求めたのは、『二人でも快適に釣りができる広さ』と『一般的な安全性』でした。
その条件に当てはまったのが、ジョイクラフトの『KE-275』
購入費用は、約70,000円でした。
メーカー | ジョイクラフト |
---|---|
型式 | KE-275 |
購入価格 | 約70,000円(定価:135,000円) |
サイズ | 全長:275cm、幅:129cm(船内長:205cm、船内幅:59cm) |
重さ | 23.5kg(オール等含む) |
定員 | 4名 |
購入先 |
このゴムボート本体に加えて、『人数分のライフジャケット』の購入費用を合わせた金額が、最低限必要な費用になります。
- ゴムボート本体 … 70,000円
- ライフジャケット … 3,000円~10,000円 ×2人分
なお、ライフジャケットにも色々な種類があります。
予算に合わせて選びましょう。
-
固定式(ベスト型)
内部に発砲スチロールのような素材が入っており、その浮力で落水時に体を浮かす構造。値段が安いのが特徴。
価格 : 3,000円~
-
自動膨張式(ウエスト型)
ガスで内部の袋を膨張させることで浮力を発生させ、体を水面に浮かせる構造。水に触れると自動で膨らむ。
価格 : 6,000円~
-
自動膨張式(ベスト型)
自動膨張式(ウエスト型)と仕組みは同じ。ウエスト型は勝手が悪いので、個人的にはベスト型がオススメ。ただし、値段が高い。
価格 : 10,000円~
僕が使っているライフジャケットは『自動膨張式(ベスト型)』です↓
ということで、一般的なゴムボートの購入に掛かる費用の目安は、およそ『10万円ぐらい』は見ておくといいでしょう。
意外と高いよねぇー
でも、レンタルボートを借りる値段とか、ルアーをロストしなくなると考えると、すぐ元は取れる。何より、ボートだとバスがたくさん釣れるから、楽しいよ!
2.何人乗って釣りするか?でゴムボートのサイズを決めよう
ゴムボートのカタログを見ると、『〇人乗り』と記載してあります。
しかし、これはあくまで乗ることができる人数。
釣りができる人数ではありません。
釣りで使うなら、カタログに記載してる定員の半分を目安にしておきましょう。
例えば、
- 定員3人と書いてあれば、釣りの場合は、『大人1人』+『子供1人』
- 定員4人と書いてあれば、釣りの場合は、『大人2人』
が適正な定員です。
ただし、定員6人と書いてあっても、大人3人で釣りに使うのはスペース的に厳しいです。
ボートが狭いと、まともに釣りができないんです。
ロッドを振りかぶったときに、もう一人のロッドとぶつかってしまいます。
下手すれば、ロッドが破損したり、タックルが落水してしまいます。
だから、ゴムボートはできるだけ広めを選ぶといいです。
実はボク、タックルを落水させてしまった経験があるんだよね…。
そのときは二人で釣行してたんだけど、230cmの狭いゴムボートを使ってて。
お互いタックルを2セットずつ積み込んでいたんだけど、もう一人がロッドを振りかざした瞬間、ボートに立てかけておいたロッドに引っ掛かり、タックル一式が水に「ぽちゃん・・・」と落ちてしまったんだよ。
かなり水深のある湖だったので、もうどうすることもできなくてね。
意外にも、ゆ~っくり沈んでいくタックルを見つめながら、「スコーピオーーーーン!(リールの名前)」と心の中で叫ぶことしかできなかったよ…
しかし、広いボートも良い事ばかりではありません。
デメリットもあります。
それは、
- 重量が重くなるので、持ち運びが大変
- 空気入れが大変
- 値段が高くなる
これらのことを考えると、一人でしかゴムボートを使わないなら、小さめのゴムボートの方がメリットも多いです。
二人で釣りすることが多いなら、二人で運ぶことができるので、重量は気になりません。
空気入れに関しても、ボート本体に足で踏むタイプの空気入れが付属されているので、その空気入れを使って、二人で交代ずつ空気入れすれば、それほどきつくないです。
とりあえず実際に一度使ってみて「これは空気入れるの大変だー」と思えば、あとで電動ポンプの購入を検討してみましょう。
3.同じサイズのゴムボートでも値段が違う理由
例えば、同じ全長280cmくらいのボートでも、メーカーやモデルによって値段が違います。
その理由は、ブランドやオプションなどもあるのですが、一番は『安全性』だと思っていいです。
わかりやすいのが、『素材』です。
値段が高くなれば高くなるほど、ボートの素材が分厚くなります。
無名メーカーの安物ボートだと、素材はペラッペラ。
プールで使うボートのようなビニールやプラスチックを分厚くした感じに近いです。
対して、ジョイクラフトやアキレスのようなメーカー品のボートだと、素材がゴムというよりは革に近い感触です。
素材が分厚くなれば、パンクしにくくなります。
とはいえ、値段が安いゴムボートでも、空気を入れる箇所が2つ以上に分かれており、片方の気質がパンクしても、もう片方で浮いていられるよう最低限の安全面は考慮されてます。
ボクは安いゴムボートはオススメしないよ。耐久性もないし、一緒に乗る人の命も預かってるからね、安全第一!
もう一つ安全面で違いが出るのが『フロア』
フロアは、人が乗る部分のことです。
ゴムボートには、大きく分けて3種類のフロアがあります。
-
底板タイプ
木でできたフロア。人が立って釣りできるほど安定感は高いが、重量がある。
-
エアータイプ
高圧の空気を注入する硬いフロア。座り心地は抜群に良いが、立って釣りできるほどの安定感はない。
-
なにもなし
座るとその部分がへこむため、座り心地も悪いし、平たんではない為、タックルなどの置き場所にも困る。安価なゴムボートに多い。
『底板 > エアフロア > 何もなし』の順で安定性があり、転覆・落水の危険性を減らすことができます。
ちなみに、僕が使用しているゴムボートは、『エアー』タイプのフロアです。
底板タイプにしなかった理由は、値段も高くなるし、重いので持ち運びも大変だし、釣りを終えて乾燥するのに底板だけ乾く時間が遅いのが嫌だったからです。
4.広いフィールドではエレキを取付けよう
釣りをするフィールドがあまりにも広い場合には、船外機の取り付けを検討する必要があります。
船外機は、プロペラを回転させて自動でボートを進める為のもので、『エレキ』と『エンジン』の2種類があります。
-
エレキモーター
バッテリー(電気)を使ってプロペラを回す。ON・OFFが簡単にでき、取り外しが簡単。軽量。スピードは遅い。
-
エンジン
ガソリンで動かす。移動の度にエンジンをかける必要がある為、手間が掛かる。重量があり、持ち運びが大変。スピードは速い。
僕は、エレキモーターをゴムボートに取りつけています。
エレキモーターやエンジンをゴムボートに取り付けるには、別売りの『マウント』という道具が必要になります。
ただし、ゴムボート本体がマウントの取付けに対応していることが前提です。
今の段階でエレキを取り付ける予定がなくても、いずれ必要になることがあるかもしれませんので、できれば、エレキに対応しているモデルを選んでおく方がいいです。
例えば、すごい強風の日。
手漕ぎゴムボートだと、風で流されてあっという間に岸に寄ってしまうことがあるんです。
キャストしても、すぐルアー近くまでボートが流されるので、元の位置に戻すのにすごく疲れます。
そんなときエレキがあれば、風に対抗してボートのポジションを調整できるので、快適な釣りが楽しめますよ。
なお、ゴムボートにエレキモーターを搭載する際に必要な金額は以下の通り↓
- ゴムボート専用マウント … 約18,000円
- エレキモーター … 約30,000円
- バッテリー2個(6~8時間分) … 約8,000円
- バッテリー充電器 … 約5,000円
エレキモーターは準備の手間も増えるし、お金も掛かるから、最初のうちは手漕ぎだけでも全然大丈夫だよ!