フローターは怖い?

正直、僕も最初は怖かったです。

だって、足がつくはずもないドン深の湖に一人でボートを浮かべるんですから…「途中でボートがバーストしたらどうしよう」「下から足を引っ張られたらどうしよう」なんて思ってました(笑

でもですね、あっという間に慣れますよ!

今まで陸っぱりから攻められなかった念願のポイントを攻められる楽しさと、フローターからしか味わえない水面に近い距離でのバスとのやりとりに興奮一杯で、気付いたら恐怖感なん吹っ飛んでます。

それにフローターって、ボートの中でも一番安全だと思います。

まず、何か鋭利なものがフローターに刺さってパンクしたとしても、空気が抜けて沈むわけではありません。

実は、空気を入れる層が複数に分かれていて、どこか一つの層がパンクしても、他の層が支えてくれて、浮いたままの状態でいられるんです。

例えば、下記の形のフローターだと、空気を入れる箇所が3箇所(3気室)あります。

フローターの気室の数

そもそも、フローターの素材はかなり分厚いので、よほどのことが無い限り、穴が開いたり破けたりすることはありません。

あと、安全性が高い理由がもう一つ。

それは「漕ぐ道具が二つあること」。

僕がオススメしてるフローターは、オールが付いてます。

これが非常に大きい。

フローターをオールで漕いでいるようす

もしオールが壊れてしまっても、フィン(足ひれ)で帰ることができますし、フィンが水の中に落としてしまっても、オールで帰ることができます。

実は以前、アルミボートで釣りしてるとき、途中でエレキモーターが故障して使えなくなったことがありました。

オールでも載せとけばよかったんですが、まさかこんなことになるなんて思ってもいなくて、たまたま横を通りかかった人に牽引してもらいましたが、その人がいなかったらどうなっていたことか。

あと、爆風のとき。

隣でゴムボートを釣りをしている友人は、風に流されて、前を向くのすら大変そうで、岸に戻るのに凄く苦労していました。

対して僕のフローターは、風が強いときはフィンで流されるのを耐え、風が少し弱まったときを狙って、オールを漕ぐという方法で、あっという間に岸に戻ることができました。

フローターって、安全で楽しいんですよ!